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花粉症の相談室

KAFUNSHO HELP CENTER

「花粉症の相談室」について

花粉症は、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみなど日常生活に大きな影響を与える非常に一般的なアレルギー疾患です。スギやヒノキなどの花粉が原因となる季節性のものを花粉症と呼びますが、同じような症状が出るダニによるアレルギー性鼻炎もあり、年齢や生活環境によって症状の出方も異なります。

症状の原因や治療の選択肢は人によって異なるため、正しい知識がとても大切です。

このページでは、花粉症やアレルギー性鼻炎に関するよくある疑問をアレルギー専門医がわかりやすく解説し、治療の基本、薬の選び方、受診の目安などをFAQ形式でまとめました。

【ご予約がなくても受診できます】※予約優先制のため、混雑時はお待ちいただくことがあります。

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花粉症は、植物の花粉が原因でくしゃみ・鼻水などが起こる身近なアレルギー疾患で、日本ではスギ花粉による花粉症が圧倒的に多く有名です。

しかし、ご自身では花粉症だと思っていても、ダニなど他の原因があったり、それが合併していたりするケースも少なくありません。

「薬を飲んでも効かないから仕方がない」と諦めて、辛い症状に耐え続けている方も多くいらっしゃいます。しかし、アレルギー専門医による適切な診断と治療を行えば、その苦しみを大幅に減らせる可能性があります。

今の飲み薬や点鼻薬、点眼薬だけで効果が不十分でも、まだ打つ手はあります。例えば、最近認知度が上がってきた「舌下免疫療法」のように、アレルギーそのものを改善して症状を抑える治療法も選べるようになっています。

その一方で、副作用のリスクが十分に説明されないまま、本来は避けるべき「ステロイド注射」による治療が安易に行われているケースもあります。強い副作用のリスクを冒す前に、試すべき安全な方法はまだたくさん残されています。

このページでは、花粉症に関する正しい知識や治療の選択肢などについてアレルギー専門医が解説し、FAQ形式でまとめました。

花粉症の基本

花粉症とはどのような病気ですか?

花粉症は、スギ・ヒノキなどの花粉に対して体の免疫が過剰に反応し、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみなどが続く病気です。

日本では国民の約4割以上が症状を持つと言う報告もあり、生活の質を大きく下げる国民病とも言えます。

血液検査や皮膚テストで原因の特定を行い、薬物療法や舌下免疫療法などで治療を行います。

→ 詳しくは『花粉症』へ
スギ花粉症はいつから症状が出始め、ピークはいつですか?

東京では例年2月初旬から中旬に「飛散開始日」の発表があり、2月下旬〜3月上旬にピークを迎えます。

飛散開始日よりも前から症状が出る人も多く、早ければ1月上旬頃からスギ花粉の症状を感じる場合もあります。

地域によって時期は違いますし、年によっても早い場合・遅い場合があるので注意が必要です。

花粉症と風邪はどのようにして見分けるのですか?

花粉症は鼻と眼の症状がメインで、通常は熱や喉の痛みなどを伴うことはありません。

一方風邪は、鼻水だけでなく喉の痛みや発熱、全身倦怠感、咳などが一緒に現れることがあり、眼の症状は通常ありません。

「さらさらした鼻水」「くしゃみ」「鼻詰まり」「眼のかゆみ・涙」などに限られた症状であれば、花粉症の可能性が高いと考えられます。

しかし花粉症もひどくなると、鼻水が後から喉に落ちて(後鼻漏と言います)それが刺激になって咳が出ることや、副鼻腔炎を合併すると発熱や咳・頭痛などを伴う場合もあります。

実際には典型的ではない症状の場合もあり、心配な場合には受診をお勧めいたします。

鼻だけでなく、咳や皮膚の症状も花粉症ですか?

花粉症のせいで咳が出たり、皮膚の症状が出る場合もあります。

花粉症が原因の喉の違和感により咳をしたくなってしまったり、花粉症による鼻水が喉に垂れ込んだ刺激で咳が出てしまったり、もともと喘息がある場合には花粉症の時期に喘息の悪化が起こることも珍しくありません。

花粉症の時期に眼の周りが赤くなったりかゆくなったり、もともとアトピー性皮膚炎などで皮膚の防御機能が低下している場合には眼の周囲以外の場所に症状が出ることもあります。

花粉症の診断

花粉症はどのように診断するのですか?検査は必要ですか?

花粉症の診断は、典型的な症状が典型的な時期に起こるかどうかが一番大切です。

スギ花粉症であれば、スギ花粉の飛散する時期になると鼻炎症状・結膜炎症状が出現して、飛散が終わる時期に症状が落ち着くのであれば、その可能性は非常に高いと考えられます。その他、鼻腔内の診察所見も診断に役立ちます。

舌下免疫療法などを行う場合など、血液検査や皮膚検査で体のアレルギーの反応を確認する場合があります。

血液検査で陰性でもスギ花粉症のことはありますか?

花粉症でも血液検査で陽性とならないこともあります。

体質や検査のタイミング検査項目の選び方、体質などによっては検査で「はっきりと陽性が出ない」ことも珍しくありません。逆に、陽性でも必ずしも症状が出るとは限りません。

大切なのは“検査結果だけで決めない”こと。症状の経過と所見を合わせて評価し、必要なら追加検査や治療反応で判断します。

花粉症の治療

市販の鼻炎薬だけで治療しても良いですか?

軽症で市販薬だけで症状が改善し、眠気などの副作用も問題とならなければ、良い場合もあります。

市販の「鼻炎薬」の成分は第一世代抗ヒスタミン薬という眠気や口の渇きなどの副作用がでやすいものがメインであることが多く、そのため成分量自体が少なめになっている場合もあります。

効果が十分に得られない場合や眠気などの副作用を強く感じる場合には、クリニックの受診をお勧めします。

処方された薬を飲んでいてもダメですが、他に治療はありますか?

内服薬だけで十分な効果が得られない場合には、内服薬を変更・追加や点鼻ステロイド薬の追加で治療を強化します。

内服薬と点鼻ステロイドでもひどい症状が残る重症のスギ花粉症では、ゾレア®という注射による治療が適応となる場合があります(ステロイドの注射とは違う、安全性の高い治療です)。

これまでの受診で治療効果が十分でないと考えている場合には、ご相談ください。

舌下免疫療法(アレルゲン免疫療法)は誰におすすめですか?

舌下免疫療法は軽症から重症まで全てのスギ花粉症の人が受けることのできる治療です。治療を受けるには、血液検査(または皮膚検査)による確認が必要となります。

特に、重症の方、薬を減らしたい方、根本的な治療を希望の方にはお勧めです。

年単位の治療になるので、生活スタイルなども含めて、継続できるかどうかが重要です。

→ 詳しくは『舌下免疫療法』へ
一発で効果のある注射の治療があると聞いたのですが・・・

もしかするとそれはステロイドの注射のことかもしれませんが、花粉症の治療にステロイドの注射はお勧めしません。

とても重症な花粉症の治療にステロイドの投与が行われることもありますが、通常は短期的に調節が可能な飲み薬として使用されます。

重症のスギ花粉症に投与されることがある注射の治療としては、ゾレア®という薬がありますが、投与に条件があります。アレルギー専門医のいるクリニックにご相談ください。

→ 詳しくは『花粉症の注射』へ

花粉症はアレルギー専門医に相談を

当院では、毎年多くの患者さんを診療しているアレルギー専門医が、花粉症でお困りのみなさんにそれぞれの症状・重症度・生活スタイルに合った治療を提案しています。

是非ご相談ください。

監修医師

監修医師

斎藤 史武なみきばしクリニック医師/医学博士

総合内科専門医・呼吸器専門医・アレルギー専門医

最新のエビデンスに基づき専門医の視点で監修されています。

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