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新型コロナワクチンは接種したほうが良いのか?

TOP 公開日:2024-09-29 最終更新日:2025-11-19

ウェブサイトをリニューアルし、ブログが上部に表示されるようになったため、長らく新しい投稿をしていなかったことが目立つようになってしまいました。

「お知らせ」でもご案内した通り、10月1日からインフルエンザワクチンと同時に、新型コロナワクチンの接種を開始します。

新しい新型コロナワクチン

10月1日から接種が開始される新型コロナワクチンは、これまでのワクチンとは異なる株に対応したものです。

オミクロン株に属している点は変わりませんが、今回は「JN.1系統」に対応しています。
2024年9月現在、日本で主流となっているKP.3系統も含め、国内で確認されている新型コロナウイルスの全てがJN.1系統の子孫にあたります。

新型コロナウイルスはこれまでも変異を繰り返してきましたが、その都度、対応する新しいワクチンが開発され、その「効果」も確認されています。今回のワクチンも、これまでと同様の効果が期待できるとされています。

それではその効果とはどのようなものでしょうか。

感染予防

新型コロナワクチンが最初に開発された当初は、この効果が最も注目されており、実際に高い確率で感染を防ぐことができたと報告されています。

しかし、ウイルスが変異を繰り返すことで、現在ではその効果は低下しています。

そのため、「ワクチンを接種すれば感染しない」と言えるほどの効果は期待できません。さらに、接種後、時間の経過とともにその効果は低下していくことが確認されています。

したがって、感染予防の効果はあるものの、「ワクチンを接種すれば感染を完全に防げる」とは言い切れないのが現状です。

重症化予防

2つ目の効果は、重症化を予防するというものです。

感染後の重症化リスクを減らすことは繰り返し報告されており、これが現在のワクチン接種の主要な目的のひとつとなっています。

最近の新型コロナウイルスは、感染・発症しても重症化するリスクが低くなっていますが、高齢者や基礎疾患をお持ちの方は、入院が必要なほど悪化することが依然としてあります。

重症化リスクの高い方は、入院が必要になる事態を避け、命を守るためにも、ワクチン接種が強く推奨されます。

症状の軽減

重症化リスクが低い方、つまり若年層や基礎疾患のない中高年の方でも、ワクチンを接種することで、発熱や喉の痛み、咳などの症状が軽くなり、その症状が続く期間が短縮される効果が期待できます。

重症化するリスクが低くなったとはいえ、高熱や激しい喉の痛み、ひどい咳で眠れないという方は、まだ多くいらっしゃいます。

重症化リスクが低い方でも、職業や環境によって感染リスクが高い方や、感染後に症状が出ることで仕事や日常生活に大きな影響が出る可能性がある方は、「発症時の症状を軽くする」という目的で、ワクチン接種を検討しても良いかもしれません。

インフルエンザワクチンと似ている

これらの点は、実はインフルエンザワクチンと共通しています。

「ワクチンを接種したのにインフルエンザにかかった!」という声を外来で耳にすることは珍しくありません。

インフルエンザワクチンも、残念ながら感染を完全には防げません。

しかし、「重症化を抑える」「症状を軽減する」という効果はしっかりあります。

また、インフルエンザワクチンには一定の感染予防効果もあるため、多くの人が接種することで「集団免疫」の効果が得られ、社会全体として感染が広がりにくくなることが期待されます(※新型コロナワクチンについては、現時点では集団免疫の効果が確認されていません)。

これらの効果から、インフルエンザワクチンは定期予防接種の対象となっているのです。

コロナには後遺症がある

一方で、新型コロナウイルスはインフルエンザとは異なる特徴も持っています。
それは、感染後に後遺症が残る可能性があるという点です。

後遺症についてはまだ不明な点が多いものの、COVID-19にかかった患者さんの10~20%程度に何らかの症状が長期間残ると報告されています。

複数の研究によって、新型コロナワクチンは後遺症のリスクを減少させる効果があることが示されています。

まとめ

現在の新型コロナウイルスは、以前と比べて肺炎を引き起こして入院したり、死亡に至るような重篤なケースは少なくなりましたが、依然として感染力が非常に高いことは変わりありません。

2024年10月1日から、新型コロナウイルスワクチンは定期予防接種の対象となりました。

例えば、渋谷区では65歳以上の方は無料で接種が可能です。また、60歳から64歳の方でも、重症化リスクがある呼吸器疾患や心疾患をお持ちの場合は、同様に無料で接種を受けられることがあります(詳細は自治体にお問い合わせください)。

他のワクチンや医療行為と同様に、新型コロナワクチンにも副作用のリスクがゼロではありません。しかし、他のワクチンと比較しても特別にリスクが高いということはありません。

自費で接種する場合、インフルエンザワクチンと比較すると、新型コロナワクチンは費用が高いというデメリットがあります。しかし、新型コロナに感染して症状が現れた場合のリスクと比較し、それぞれが判断することが重要だと思います。

当院では

私は新型コロナワクチンを接種します(2024年9月時点で、これまでに7回接種してきました)。

私が接種を続けている理由は、仕事柄感染リスクが高いこと、感染によって仕事ができなくなるリスクがあること、そして後遺症もちょっと怖いから、です。これらのことを考えると、費用面も許容できる範囲と考えています。

渋谷区の定期接種対象者は無料で接種可能です。自費接種の方は16,500円となっています。

ご不明点やご不安な点がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

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